2025/08/02

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「唐奨」受賞のルイーズ・アルブール女史、国連で移民問題担当へ

2017/03/21
「東洋のノーベル賞」と言われる「唐奨(タン・プライズ、Tang Prize)」の第2回(2016年)「法治賞」受賞者であるルイーズ・アルブール女史(カナダ、写真)がこのほど、国連の国際移住担当事務特別代表に任命された。(唐奨基金会サイトより、中央社)
「東洋のノーベル賞」と言われる「唐奨(タン・プライズ、Tang Prize)」の第2回(2016年)「法治賞」受賞者であるルイーズ・アルブール女史(カナダ)がこのほど、国連の国際移住担当事務特別代表に任命された。「唐奨」を主催する唐奨教育基金会の陳振川執行長(CEO)は、「アルブール女史のことを大変誇りに思う」とコメントした。
 
陳執行長はまた、世界各地が移民問題で大変難しい局面に遭遇しているこのタイミングに、第一線に立って問題に向き合い、重大な責務を引き受けることを決めたアルブール女史を尊敬すると述べた。
 
アルブール女史は3月9日付けで国連の国際移住担当事務の特別代表に任命された。台北駐カナダ経済文化代表処(カナダにおける中華民国大使館に相当)は、「アルブール女史に任された職務は、世界規模で発生している難民や移民問題が各国の政治、経済、社会、人道分野に与える衝撃について、国連として対応するというもの。旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷とルワンダ国際戦犯法廷の検察官を歴任したアルブール女史にとって新たなチャレンジであり、難易度の非常に高い任務となる」と説明している。
 
唐奨教育基金会は2016年、アルブール女史が国際刑事司法や人権保障の分野で、深い影響を持つ革新的な貢献をしてきたことを称えて「法治賞」を授与した。唐奨教育基金会は、アルブール女史がカナダ及び国際社会の平和と正義、安全のために尽力し、法治という手段で人類のために自由な世界を広げてきたこと、人の心を揺さぶるような優れた貢献をしてきたことなどを評価した。
 
アルブール女史は2016年6月、台湾の大手メディア「中央通訊社」のインタビューに対し、「唐奨」の「法治賞」の存在が若い法律家にとって励みとなり、法律を専門とすることを誇りに思えるようになること、「法律という手段で法治を実践し、全人類に恩恵をもたらす」ことを望むと述べている。
 
 

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